寂しくて泣いているところを、けいちゃんに見られてしまった。
さっき、お風呂で泣いてたよね。
うん
なんで、泣いてたの?
うーん。誰も私のこと心配してなくて寂しいからかな。
と思わず言ってしまった。
寝る前に膝の上によじ登ってきたけいちゃん。
じー、と私の顔を見て
私が、心配しているよ
え
ママのこと、私が心配しているよ
とけいちゃん。
ありがとう。けいちゃん。
心配なんて言葉、知らないと思っていたのに。
ぎゅーとしたら、けいちゃんは満面の笑み。
ごめんね、けいちゃんに頼ったらだめなのに、
ごめん、でもありがとう。
すぐに元気になるね。